宮崎県総合運動公園内、宮崎県総合青少年センターに静態保存されている
C57175を観察してきたの巻き

2010年9月


屋根付きで保存されていました


なかなか状態は良さそうです


タンクみたいなものは給水温め器、ここで予熱してからボイラー室に送られます


解説板にはこう書かれていました


鉄道ジャーナル69年8月号に載ってた配置表を見ると、このときは早岐機関区(佐世保市)にいたようですね


鉄道ジャーナル73年8月号に載ってた配置表を見ると鹿児島機関区に転属してたようですね
宮崎まで来てたのか都城までだったのかはわかりませんが宮崎県内で働いていたのは確実なようです


解説板の裏側はこんなかんじー


除煙板は九州独特の「門デフ」と呼ばれる下部を切り取ったタイプです


C型なので動輪は大きめのが3つ。
負担のかかる中間動輪は振動が大きいのでカウンターウェイトという重りが付いています


蒸気の圧力をピストン運動に変換するシリンダー部です


加減リンクと呼ばれるところ。変速器のようなもので前進後進、トルクの配分等を行うところ。
これは前進の位置。上のほうにあるとバックです。運転台の逆転機で操作をします


ブレーキです


赤いところが火室、前方に傾斜させて空焚き防止と燃焼効率を良くしています


ボイラーで作られた蒸気を溜める蒸気だめ。ここからシリンダーに蒸気を送ります


宮崎機関区の札が差さってますねえ


ここは運転台も見ることができます
上から伸びてきてるのが加減弁、蒸気をシリンダーに送る量を調節するものでアクセルのようなものです
大きなハンドルみたいなのが加減リンクを操作する逆転機、右回しで前進、左まわしで後進だったような記憶が。
手前のレバー2つはブレーキ。下が列車全体にブレーキがかかる自弁、上が機関車のみの単弁。
左にあるレバーは排水弁など


ボイラーや圧縮機関係の操作はここで


石炭投入口。まだ自動給炭装置が付く以前の形式なので人力で投げ込みます


この管は緊急時に乗務員に圧縮空気を提供するためのもの


右は機関助手席


振り向くと炭水車がくっついています。石炭と水、あと燃焼補助用として重油もここに積んでいました